プラットフォーム脆弱性診断の流れと診断項目

「プラットフォーム脆弱性診断サービス」では、社内ネットワークに脆弱性がないかどうかを診断してレポートにて報告させて頂くサービスです。脆弱性は毎日発見される為、その情報を常にチェックして、脆弱性を修正するという作業を行う必要があります。その作業を実施しないと、脆弱性を利用された攻撃や、脆弱性が存在することで、いつ情報漏えいが発生するか分かりません。その為、定期的に社内ネットワークの健康診断として利用される企業様が非常に多いです。

 

 

プラットフォーム脆弱性診断の診断項目

PC(Windows・Mac)


■OSの脆弱性
 ⇒社内PCで使用しているWindowsやMacOSが最新版にアップデートされていて脆弱性がない状態か検査します。


■アプリケーションの脆弱性
 ⇒社内PCで使用しているMicroSoft製のOffice、GoogleChrome等のウェブブラウザ、Adobe製のPDF、Reader、Flash、Java等のサードパーティ製アプリケーションが最新版にアップデートされていて、脆弱性が潜んでいないか検査します。(サードパーティ製の検査はスタンダードプランのみ)


■ファイアウォールの設定
 ⇒ファイアウォールの設定が間違った設定になっていないか?、脆弱性のある必要のないポートが空いていないか?を検査します

    

サーバ(Linux系・Windows他)


■OSの脆弱性

 ⇒社内サーバで使用しているWindows Server OSやLinuxが最新版にアップデートされていて脆弱性は潜んでいないか検査します。


■サーバアプリケーションに脆弱性は潜んでいないか?
 ⇒サーバアプリケーションのバージョンが最新版にアップデートされていて、問題がないか検査します。


■ファイアウォールの設定
 ⇒ファイアウォールの設定が間違った設定になっていないか?、脆弱性のある必要のないポートが空いていないか?を検査します。

   

ネットワーク機器(ルータ・スイッチ等)


■ファームウェアの脆弱性

 ⇒使用しているルータに脆弱性は潜んでいないか?脆弱性のあるファームウェアではないか?最新版にアップデートされているかを検査します。


■設定ミスによる脆弱性
 ⇒初期パスワードのまま使用していないか?WAN側から管理画面にアクセスできないか?を検査します。

    

その他端末(プリンタ・複合機・サイネージ・Webカメラ・IoT機器等)


■ファームウェアの脆弱性

 ⇒使用しているIoT機器に脆弱性は潜んでいないか?脆弱性のあるファームウェアではないか?最新版にアップデートされているかを検査します。


■設定ミスによる脆弱性
 ⇒初期パスワードのまま使用していないか、初期設定のまま重要なポートが空いていないかを検査します。

 

プラットフォーム脆弱性診断の流れ

【事前準備】


■ネットワーク構成の情報提出(ネットワークのIPアドレス、端末ごとのIPアドレス)
 ※診断をご希望の端末のIPアドレスや診断を除外したい端末のIPアドレス等ご要望がございましたらお申し付けください。


■プラットフォーム脆弱性診断機用IPアドレス


■診断対象端末の管理者ログインIDとパスワード(スタンダードプランのみ)


■プラットフォーム脆弱性診断機実施ご希望日の調整

 

【診断作業】


①御社へお伺いしてプラットフォーム脆弱性診断機を御社ネットワークに接続


②プラットフォーム脆弱性診断機よりポートスキャンを実施
 ※約1日程度診断機を設置


③プラットフォーム脆弱性診断機より対象端末にログインしてPC内部からの脆弱性診断を実施(スタンダードプランのみ)


④スキャン完了後に診断機を回収

 

【後日】


⑤スキャン結果を解析


⑥約5営業日後に診断結果をレポートにまとめてご報告

 

 

 

 

よくある質問と答え

Q.診断可能な対象端末の種類は??

 

A.ポートスキャンはPC、サーバ、ルータ、UTM、複合機、スイッチ等のIPアドレスを持つ端末全てが対象となります。対象端末にログインして内部からの脆弱性診断(スタンダードプランのみ)はWindows OS、Windows Server OS、MacOS X、Linux、FreeBSD/OpenBSD/NetBSD、HP/UX、AIX、Ciscoとなります。

 

Q.社内システムを止めずに脆弱性診断はできますか?

 

A.はい、システムを通常稼働したまま脆弱性診断することは可能です。ただし、UTM等のセキュリティ機器やソフトウェアにてアラートが発生するケースが有る為、担当者様を含む関係者への案内と周知をお願い致します。

 

Q.もし脆弱性が発見された場合に、セキュリティ対策をお願いすることはできますか?

 

A.はい、レポートの内容に沿って、社内での金銭的、人的リソースと照らし合わせた脆弱性対策をご提案可能です。例えば、多くの脆弱性にパッチを充てる作業が可能な担当者が不在な場合は、Kaspersky Vulnerability and Patch Mangement の導入をしてパッチ配信作業の自動化だったり、監視サービスでの自動化を提案したり、本年度のセキュリティ予算がない場合は次年度の導入計画を立てたりと対応方法は様々です。

関連サービス

情報セキュリティヘルプデスクサービス

保守契約の中に、年に1回のプラットフォーム脆弱診断サービスが内包されています。

 

PageTop